
1 みちがえるシートをダウンロードしよう
各単元の中で設定した検討して改善する場面では、児童の考えをより科学的に変容させるために「みちがえるシート」を活用します。「みちがえるシート」とは、児童が自分の考えを持ち、その考えに対して友達から質問を受け、自分の考えを見直すことで、より科学的な考えに変容させるシートです。このシートは、タブレット端末でも、紙媒体でも使用できます。それぞれの様式は、ダウンロードして活用してください。

2 みちがえるシートを活用しよう
みちがえるシートの使い方
(1) ①には、児童が見いだした問題を教師が書きます。問題を見いだす場面で活用する場合には、書かずに進めます。
(2) ②には、児童に自分の考えを書かせます。例えば、4年生の予想の場面では、児童に考えさせた予想を書かせます。
(3) ③には、児童が書いた自分の考えに対して他の児童から質問をさせます。学級の児童の実態に応じて、質問が難しい場合には「みちがえる質問集」を活用させます。

見方をかえる!ポイント


(4) ④では、児童が③で他の児童から受けた質問の内容を見て、どの質問を使えば自分の考えがより科学的なるのかを考えさせます。使う質問は④に移動させます。
ふりかえる!ポイント

(5) ⑤には、④の質問を受けて見直した自分の考えを書かせます。

科学的にかえる!ポイント

3 みちがえる質問集を活用しよう
「みちがえる質問集」は、他の児童の考えに対して質問する際に活用することができる、批判的思考を働かせる質問集です。他の児童の考えに対して質問することが難しい場合などに、児童に「みちがえる質問集」から質問を選択させます。
「みちがえる質問集」については、各学年の指導過程例に合わせた質問集を作成しました。ダウンロードしてお使いください。他の単元の質問集を作成する場合には各学年の「みちがえる質問集」を参考にして作成しましょう。
みちがえる質問集












みちがえる質問集の事前準備
○ Googleスライドの「みちがえるシート」上で使用する場合
Googleスライドの「みちがえるシート」上に、「みちがえる質問集」を事前に用意しておくことができます。
(1) Googleスライドの「みちがえるシート」をダウンロードします。
(2) ダウンロードした「みちがえるシート」を右側にスライドすると、質問を入力するための付箋があるので、授業者は「みちがえる質問集」を参考に、質問を入力しておきます。

(3) 「みちがえるシート」のファイル内で、スライドを人数分コピーする。
(4) そのファイルのURLをClassroom等で児童に配付する。
付箋を作成する際のポイント

○ PDFのデータや紙で使用する場合
指導過程例に合わせて作成した「みちがえる質問集」のデータを、そのままPDFのデータとして児童に配付したり、印刷して配付したりして、活用してください。
Googleスライドの「みちがえる質問集」の使い方
事前に入力した付箋は、 「みちがえるシート」の③【友だちからの質問】で、児童が質問する際に使用します。自分で質問をすることが難しい児童には、入力してある付箋から選んでもよいことを伝えましょう。

自分で質問内容を考えた児童がいた場合は、自由記述用の付箋に質問内容を入力させ、「みちがえるシート」の③【友だちからの質問】に移動させます。

4 より科学的な考えについて知ろう

具体例① 実証性が加わった、より科学的な考え

具体例② 再現性が加わった、より科学的な考え

具体例③ 客観性が加わった、より科学的な考え
