本研究の背景
 平成29・30・31年改訂の学習指導要領では、新しい時代に求められる資質・能力の育成に向けた主体的・対話的で深い学びの視点からの学習過程の改善について述べられています。
学習指導要領改定の考え方
 さらに、「学習指導要領の趣旨の実現に向けた個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に関する参考資料」では、以下のように述べられています。
○主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善が児童・生徒の資質・能力の育成につながること
○そのために、個別最適な学びと協働的な学びを一体的に充実させる必要があること
○探究的な学習が個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実につながること
「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実(イメージ)
 しかし、総合的な学習(探究)の時間と比較すると、各教科の指導では、探究の過程が意識して取り入れられていないのが現状です。「教科での中で学習を進めていくことが可能なのかイメージできない」「教科の授業時間の中で、もっと探究的な学習を取り入れたいが、進度との兼ね合いもあり、時間を確保することが難しい」と感じている先生方も多いのではないでしょうか。
探究的な学習に関する実態調査の結果
 そこで、令和5年度 専門研究 探究的な学習研究グループでは、各教科の視点から探究の過程を捉え直し、学習過程に取り入れることで、各教科における探究的な学習を実現したいと考えました。
「きょう探」PR動画