【　概　要　】

個々の教員は，児童生徒に「確かな学力」を身に付けさせるために，日常の研さんを通して授業力を高め授業を改善することが求められる。 　本研究は，個々の教員が抱える授業力の課題を解決するために「学んだことの活用と振り返りを繰り返す」という取組を，校内研究と関連付けて進められるように「授業力向上支援シート」を作成した。これにより取組に対する教員の意欲面や継続性を支援し，既存の校内研究の場と協働のよさを活用しながら自己目標に沿った授業力の向上を図り，授業の改善につなげる取組を追究した。

【　概　要　】

本研究は，児童の科学的な見方や考え方を養うことを目指すものである。身近な素材で製作した教材を活用し，主体的な問題解決に取り組ませ，その有効性を検証する。さらに，「小学校理科授業案(2013)」を作成し，教材を活用した効果的な授業の在り方を提案する。

【　概　要　】

現在，宮城県は小・中・高等学校の全時期を通じた「志教育」を推進している。本研究は，児童生徒によりよい生き方を主体的に探求させるための，指導・支援の基本システムを考案し，このシステムを活用した「学校の日常活動」と「地域社会と連携した体験活動」を相互に関連付けることによって，志教育推進に資する実践モデルを提案するものである。

【　概　要　】

社会環境が急激に変化する中で，学校が抱える教育課題は増加しておりそれらの解決のためには教員が児童生徒と向き合う時間を十分に確保することが必要である。 　本研究は宮城県の公立学校における校務処理の現状を把握し，情報の一元管理と活用を目指した「みやぎモデル」を提言することで，校務の軽減と効率化を図り，児童生徒と向き合う時間を確保することを目指すものである。

【　概　要　】

東日本大震災を受けて平成23年10月に策定された「宮城県震災復興計画」では，児童生徒等の災害対応能力を高める教育の推進を掲げている。この計画に従い，本県では各公立学校に防災主任が配置され，教職員の共通理解と校内研修の実施に基づく防災教育の推進を目指している。 　本研究は，新任防災主任研修会における調査・実践研究を経て教職員研修を支援する「防災教育スタートパック」を開発し，組織的な防災教育の推進を図るための提言である。