平成28年6月、文部科学省の有識者会議「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)」では、近年の少子高齢化やグローバル化、急速な技術革新に伴う予測困難な社会において、子供たちに求められる力についての議論がなされました。その中では、「将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力」として、プログラミング的思考の育成が重要であると示されました。


プログラミング的思考とは?

プログラミング的思考の5つの思考

 令和2年2月に文部科学省より示された「小学校プログラミング教育の手引(第三版)」によれば、プログラミング的思考は、「コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力」です。私たちの研究では、このプログラミング的思考を「問題発見・解決の際に最適な方法を論理的に考える力」として捉え、5つの思考に分類しました。
 プログラミング教育のねらいの一つはプログラミング的思考の育成であり、専門的なコーディングを教えることではありません。また、プログラミング的思考の育成には、各教科等で育まれる論理的・創造的な思考力が大きく関係しています。普段の各教科等の授業の中で、プログラミング的思考を働かせる学習活動を繰り返し取り入れ、児童生徒のプログラミング的思考の育成を目指しましょう。

プログラミング的思考の5つの思考

「みやプロGo!」を活用して、子供たちのプログラミング的思考を育みましょう!

 令和5年度専門研究・教育の情報化研究グループは、プログラミング的思考の育成を目指した授業改善を支援するために、プログラミング教育パッケージ「みやプロGo!」を開発しました。

 


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