道徳では,どのような授業が求められているのですか。
発達の段階に応じ,答えが一つではない道徳的な課題を一人一人の児童生徒が自分自身の問題と捉え,向き合う,「考える道徳」「議論する道徳」へと転換を図ることが求められています。
これまでの経験や感じ方と照らし合わせながら,自分との関わりで考えること。
【主体的】
多様な考え方,感じ方と出会い交流すること。
【対話的】
考えることで自分の考え方,感じ方を明確にし,議論することを通して,自己(人間として)の生き方について考えを深めること。
【深い学び】
※( )は中学校
「考え,議論する道徳」の授業を実践することは,「特別な教科 道徳」における,主体的,対話的で深い学びとつながります。
道徳的価値について自分との関わりで考え,他者と対話したり協働したりしながら,多様な考え方や感じ方に触れることで,改めて道徳的価値と向き合い,自己を見つめることができるのですね。
[1] | 文部科学省:小学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編 | P2-3 | あかつき |
[2] | 文部科学省:中学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編 | P2-3 | 教育出版 |
[3] | 赤堀博行:「特別の教科 道徳」で大切なこと(2017) | p120-154 | 東洋館出版社 |
[4] | 平成29年度 道徳教育ハンドブック 杜の都の道徳教育 | P20-22 | 仙台市教育委員会 |